R社様の導入事例
中国に3拠点、日本に3拠点を展開し、全体で約300台のPCを運用。
当初は自社でYAMAHAルーターを用いてVPNネットワークを構築していましたが、中国との通信は接続できたりできなかったりと、不安定な状況が続いていました。
弊社のサービスをご利用いただくことで、簡単かつ低コストで、長年の通信障害の問題を解消することができました。
以下はその構成イメージです:
この事例の特徴
1. 簡単
各拠点のLANに、タバコサイズの専用機器を挿すだけで完了。
配線や専門的な設定は不要で、誰でも簡単に導入できます。
2. 万全
通信経路は三重構成。
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第一優先:専用線ルートB
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第二優先:冗長用迂回ルートC
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最終手段:従来のルートA(YAMAHAルーター)
障害発生時も自動で切り替わり、安定した通信を確保します。
3. 低コスト
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2Mbps専用線:月額20万円(PC1台あたり約300円/300台想定)
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ハイブリッド構成により、費用対効果の高い通信環境を実現
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提案から開通まで最短2週間
4. セグメント間通信の実現
異なるセグメントにある拠点同士の通信が可能になりました。
5. ネットワーク変更の最小化
既存のネットワーク構成を大きく変更することなく、導入を実現しました。
ネットワーク構成とハイブリッド提案について
もともとネットワーク機器による外部との通信は、従来ルートA(専門用語では「ゲートウェイ」)を通じて行われていました。
しかし、V社の機器をネットワークに導入することで、新たに専用線ルートBと冗長用の迂回ルートCが追加されました。
万全の冗長構成
各PCなどのネットワーク機器には、以下のような通信指示(設定)を行います:
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日本との通信はまず専用線(ルートB)を通るよう指示。
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万が一ルートBが利用できない場合(専用線の障害など)、迂回専用線であるルートCを使用。
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ルートCも使用できない場合には、最終的に従来のルートA(YAMAHAルーター)を通じて通信を行うよう設定します。
※この設定は非常に簡単で、一行のコマンドをコピー&ペーストするだけで完了します。誰でも容易に設定可能です。
低コスト・短納期での導入
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専用線(2Mbps):月額費用 20万円
→ PC1台あたり約300円(300台運用時) -
開通までの期間:ご提案から約2週間
※10Mbpsの場合、月額費用は35万円となります。
※短期利用(例:3日単位)にも対応しており、上記金額を日割りでご利用いただけます。
ハイブリッド形式のご提案
10Mbps以下の通信容量であれば、「ハイブリッド形式」を推奨いたします。
この方式では:
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国際間通信(日中間):物理専用線を使用
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国内間通信(日本国内・中国国内):仮想専用線(VPN等)を使用
この構成により、「利便性」と「コストパフォーマンス」を高い水準で両立できます。
現場状況とハイブリッドの優位性
お客様の工場が郊外に位置する場合、物理的な専用線を敷設可能かどうかは、現場調査が必要です。
仮に敷設が可能であっても、以下のような課題が伴います:
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調査費用
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工事費用
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工事会社の手配と管理
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工期の長期化
結果として、費用も時間も大きくかかる可能性があります。
さらに、仮に物理専用線を敷設しても、通信の実効性はハイブリッド構成とほぼ変わらないケースも多くあります。
そのため、弊社ではハイブリッド形式の導入を強くおすすめしております。