国際テレビ会議

事例:
2015年頃、国際テレビ会議の品質が悪く、何か改善方法はないかと相談を受け、弊社が電話会議の提案を試みました。

しかし、広い会議室の中、他社産のマイクが音声を上手く拾えない問題と、やはり画像を見たいという需要で、提案が上手くいきませんでした。

その後、国際テレビ会議のことを研究してみました。考えたことは
1、専用機器
2、高速回線
3、スマホと連動

1、専用機器
人も機械も同じ。専門的にやらないと、うまくできません。だから、PCの中にソフトを入れて動かすという考えをやめて、テレビ会議専用の機器を作る方向へ進めることにしました。

そして、ハイビジョン大画面(55インチ)にしました。テレビ会議本来の目的は、相手の目と表情を見て、コミュニケーションを図っていくことだと考えています。小さいパソコン画面では、得られる情報が少なすぎます。

2、高速回線
いくら高級スポーツカーでも、泥道の上では速く走れません。テレビ会議も同じです。機器だけ用意しても、専用の高速回線を用意しない限り、通信品質の改善には繋がりません。

3、スマホと連動
以前から専用機器の概念が強いため、スマホとの連動はおまけにしか考えていません。

しかし、あるお客様にデモを出したところ、スマホ会議システムを非常によく使っていただきました。その理由をたずねると:

営業部長が全国17支店の担当と頻繁に会議をしています。営業なので、いつも事務所にはいません。一般的な打ち合わせをわざわざ会議室で行うことは、手間をとります。それぞれ自分の持っているスマホで済ませられれば一番便利

とのことでした。それを聞いて以来、スマホに力を入れて、開発を進めています。

現在はほぼ実用段階に入っています。

次の開発は、次のことを取り込んで行く予定です。
1、スマホも国際専用に対応させること。
2、高キュリエティVPN環境内サーバーを構築すること。

(このプロジェクトは他社さんと共同開発です。)